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親子田んぼ体験第3回 刈り取り収穫体験


 9月30日(土)秋晴れの空の下、采女町の田んぼで稲の刈り取り収穫体験会がありました。この催しは四日市公害と環境未来館が行っている全4回のイベントの3回目で、内部ホタルの里を育てる会、農業者団体うねめ未来へつなぐ会が協力して采女町のうつべ農園で行われてきました。

 第1回、6月3日に植えた田んぼは豊かに実っていました。周りの田んぼはすべて刈り取られなかでここだけ残っているのは牛やニワトリなど家畜の飼料用のお米だからです。 田植えも指導した坂さんからやり方の説明を聞いた後、参加者はのこぎり鎌で刈り、千歯こきと足踏み式による脱穀という昔ながらのやり方で稲刈りを体験しました。鎌による刈り取りや千歯こきは江戸の頃から、足踏み式脱穀は昭和の頃のやり方です。

 この後は刈り取りながら脱穀する最新式大型コンバインによる収穫から、倉庫内に設置されている乾燥機への投入まで、現代の機械化された農業の流れを見学しました。
 
 会場となったうつべ農園は低農薬のお米づくりを自前の設備で進めている大規模農家さんです。 飼料用のお米だけでなく、稲わらも牛の飼料とするためロール状に巻き取り、市内の牧場に卸しています。これを食べた牛の糞は堆肥化して肥料となり、これを仕入れて田んぼに戻す、という循環型農業を実践しています。

 うつべ農園の上さんから、田んぼが保水や土壌保全、景観など環境保全に果たしている様々な働きや、循環型農業の話などいろいろのことを教えていただきました

 この後、イベントの最終回は11月5日、循環型農業の最後の段階、三重カドワキ牧場見学が計画されています。



(2017年9月30日 社協広報部が取材しました)





青空教室 田んぼの働きについて  のこぎり鎌は力を込めて一気に引きます 5条刈りの大型コンバイン
 
 トラックに移し替え  倉庫の乾燥機で18時間ゆっくり乾燥させます  びっし積み上げられた稲わらロールベイル
 

arimasita
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