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平成29年度内部地区総合防災訓練
内部中学校区防災訓練
(波木第ニ・波木第三・波木・波木ヶ丘・波木南台・貝家)
 
 11月26日(日)内部地区全体を対象とした総合防災訓練がありました。毎年この時期に内部地区自主防災協議会が実施するこの訓練は大規模地震発生を想定した災害対策本部の設置・運営と住民の避難・防災体験訓練を行っています。内部中学校区では波木第二・波木第三・波木・波木ヶ丘・波木南台・貝家の自治会から219名が指定避難所の内部中学校に集まりました。

 訓練は事前に策定したシナリオに沿って進められましたが、今年初めての取り組みとして会場の内部中学校体育館には大型スクリーンが準備され、訓練の内容と流れが参加者に分かるように表示されていました。

 空き時間を利用した出前講座ではみえ防災コーディネーターの山本勝久氏(NPO法人三重減災啓発支援ネット)が「自分の命は自分で守る」と題して話されました。氏のお話は、普通の人が物事を楽観的に捉える傾向があること、自分だけはと自己中心的に考える等の人間心理が災害時への備えを阻害していること。また、想定される南海トラフによる地震では被害が大きくて国は助けてくれない。
自分の命、家族の命は自分で守るしかないということ。私たち一人一人が災害への感性を磨き、訓練を通じて災害への備えを自覚することなど、一人一人の気持ちの持ち方、覚悟の大切さを分かりやすく話されました。説得力のある、よいお話でした。

 避難訓練の後は体験型訓練を行ないました。屋外では今年度の事業で導入した浄水器による飲料水の作成、カセットボンベを使った発電機の操作、防災倉庫内の備品見学、屋内では 救護訓練としてAED操作、三角巾の使い方、担架の使い方を体験・見学しました。 なお、今回の総合訓練は地区全体では698人が参加し、内部小学校では地震体験車による地震体験がありました。

(2017年11月26日 社協広報部員が避難者として参加し、取材しました)

   
 参加者は歩いて内部中学校へ 寒い時期なので座布団を準備した自治会も   三角巾を使った救護訓練
 
AEDの使い方をうける内部中生徒  浄水器の取り扱い訓練 平成26年2月に設置した
緊急時の井戸水ポンプ
 


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