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足見川メガソーラー環境アセスに三重県が意見書

















 このほど三重県知事は足見川メガソーラー事業にかかる環境アセスメントに対し事業の大幅な変更を求める意見書を提出しました。

 足見川メガソーラー事業にかかる環境アセスメントは昨年来、方法書の公示、現地調査を行い、その結果に基づき予測・評価した準備書を事業者が作成し、準備書について縦覧・説明会・聴取会・環境影響評価委員会・意見書提出と段階が進んできています。 このほど、環境アセス準備書に対する三重県知事意見が1月19日に出されました。
・意見書 http://www.pref.mie.lg.jp/TOPICS/m0012300098.htm 
・全体進捗についてはhttp://www.pref.mie.lg.jp/eco/assess/88719000001_00001.htm
 














 

  知事意見のポイントは
①事業区域及びその周辺は、生物多様性に富んだ四日市市に残された貴重な里山環境であるとして、事業実施により、事業実施区域だけでなく、その周辺の広範囲に生息している様々な生物に大きな影響を与えことになる。
②特に東エリアではサシバ、ヒメタイコウチ、ホトケドジョウ等の絶滅危惧種が生息している。そしていかなる代償措置を講じてもこれらの消失または個体数の大幅な減少といった生物への大きな打撃が避けられない。
③よって、東エリア全体を改変せずに残すべきである。
④また、西エリアにおいても、高効率のパネルを設置することで改変面積を極力小さくすること等により、可能な限り森林を残すこと。
としています。
 
 地元や環境保全団体の主張を汲んだ大幅な規模縮小を求める内容となっています。
 
 これを受けて、事業者である四日市足見川メガソーラー合同会社(代表社員:株式会社ジーヴァエナジー)は地元自治会町に事業スケジュールの延期を伝えたということです。 今後の展開が注目されます。



(2018年1月31日 社協広報部が取材しました)
足見川に架かる県道小林鹿間線の北川橋より
前方の林が工事予定地の東エリア




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