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内部小4年生が障がい者を招き福祉教育

  11月18日(月)、内部小学校体育館において、4年生の83人がボッチャ競技で三重とこわか大会の県代表を目指す青木健太さん(25歳)を講師として招き福祉の学習を行いました。
 国語で学ぶ「だれもが関わりあえるように」の理解を深める為、障がい当事者から話を聞きバリアフリーの人権感覚を磨くのが狙いで、思いやりのある社会形成の人間づくりが目標です。

  市内在住の青木さんは、高校時代に柔道で注目の人材であったが2011年9月11日に事故で「頸椎損傷・四肢麻痺」の症状となり、3年半前にボッチャ競技と巡り合い現在も精力的に取り組んでいます。(with BのBとはボッチャの意味)
 前半の30分間は、進行役の野田延聖氏(四日市市社会福祉協議会委員)と共に、青木さんのプロフィール、障害について説明後、クイズ方式の質問に子供たちが答えを当てる形式で楽しみました。
 現在、クオールアシスト(株)に勤務し出退勤務管理の仕事をしています。身体の感覚が全くないので、PCはマウスピースを噛んで入力操作しています。
 質問内容は、車椅子の重量(100kg)、値段(100万円)、速さ(Max.6km/h)等が出されました。
 後半の約30分は、先生チーム対青木さん(アシスタントの加藤亮太さんはランプと称す勾配具をセットする)の試合形式で、ボッチャ競技のやり方やルールを見学しました。
 結果は、先行の先生チームが目標球(白)に5cm程度と迫りましたが、青木さんの最終一投で跳ね除けられ、青木さんの逆転勝利となりました。
 最後に、子供たちからの質問に次の通り返答し約1時間の学習を終えました。
  ・ボッチャをやって良かったことは?⇒友達が増えた。
  ・きっかけは?⇒3年半前、同じ障害者に誘われた。
  ・苦労は?⇒6分間以内に決断して投げること。
  ・自身のこと?⇒好きではないが、嫌いでもない。
  ・平日心掛けていること?⇒「ありがとう」という言葉。


 (2019年11月18日 内部社協広報部が取材しました)




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