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            | 「内部ホタルの里を育てる会」秋の報告会(令和5年度) | 
      
    
  
   ホタルが飛び交う自然豊かなふるさとを目指して活動を続ける「内部ホタルの里を育てる会」(以下ホタルの会)では令和5年度(2023年度)の活動報告をまとめました。活動内容は以下のとおり。
  (詳しくは報告書<PDF>を参照ください) 
  
  ①各地区ホタル観察会
     北小松町のみ実施(他地区はコロナで中断したままその影響を受けている)
  ②ゲンジボタル・ヘイケボタルの生息調査 
     5月31日~6月15日(波木町・北小松町・南小松町・采女町中部・采女が丘) 
  ③水質調査(同5地区8地点) 
  ④学童への自然体験・自然教室 
   ・田植え・稲刈り体験 
     内部小5年生(4/25・9/7)、内部東小5年(4/28・*) 
  
  
  
     長年携わってこられた坂さんに代わりうつべ農園と若い世代が加わり、世代交代が進んでいる。 
   ・ホタル教室 
     内部小3年生(6/7)、内部東小3年生 (6/5) 
  
  
  
   ホタル教室は説明と質問25分、観察20分。
   説明のあと暗室に入り、スタッフが前日に採取した40匹のホタルを観察する。初めてホタルを見る児童は 70%、手で触り、室内を飛翔するホタルを見て歓喜の声が上がる。地区に自然に発生するホタルは将来も光り、輝くものであってほしい。
  
   ・東小4年生トンボ教室(7/6)
  夏場の水泳教室のあと水を張ったまま置かれたプールには例年ヤゴが発生している。5月にはプール再開のため水を抜いて掃除する。この機会を利用して例年4年生によるヤゴとりが行われているが、今年は藻類や落ち葉がなくヤゴが一匹もいなかった。ホタルの会では学校の周辺で10種のトンボを確認しており、これらの話題を中心にトンボ池でトンボの野外教室を行った。
  
  
  ⑤東小トンボ池でのホタルの生育
   東小のトンボ池では移植した幼虫からのホタルの羽化、飛翔には成功していますが、ホタルの交尾から産卵、ふ化、幼虫・蛹・羽化に至る循環生態系(生活史)は確立していません。
  桑名市の「ホタルとなかまの会」など外部の応援・協力を得ながら引き続き検討を進めてゆきます。 
  
  
  
   ⑥北小松町太陽光発電所による影響調査とホタル保護 
  
  
  
  
  
   北小松は鎌谷と北側の台地に沿って流れる用水路に例年くのホタルがみられるところです。この台地に太陽光発電所が建設されることからホタルへの影響が懸念され、ホタルの会と業者側と協議の結果法面緑化や敷地境界の緑地の確保(植樹)などの対策が取られることになりました。令和6年の夏には運転が開始する計画です。
  
  この用水路にはカワニナの生育が確認されており、令和6年度には幼虫上陸やホタル飛翔がどうなるか調査を行うことにしています。 
  
  なお、ホタルの会の活動は三重テレビ『ゲンキみえ生き活きレポート』2023年10月15日放送で内部農園と共に紹介されています。
  
  (2024年1月12日 内部ホタルの里を育てる会より情報提供がありました)
  
  
  
  
  
  
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