フラサバソウ               ごまのはぐさ科
2009年4月28日


 聞きなれない名前なので取り上げました。ちょっと見にはオオイヌノフグリやカキドオシと間違えそうですが、ヨーロッパ原産の2年草で、茎は寝た基部から立ち上がり、花時まで1対の子葉が枯れずに残る珍しい性質があります。

  内部川の土手にもあり、実は右の写真のとおりオオイヌノフグリとそっくりです。


〔日本名の由来〕
 明治初年長崎で採取との記事がフランスで出版された「日本植物目録」にあるのに、その後採った者が無く、疑問視されていたが、1937年奥山春季氏が明治末期の長崎産標本を発見、上の目録の著者フランセ、サバチェ両氏の名の頭2文字づつをとって「フラサバソウ」と名づけた。
 〔解説は保育社発行の野草図鑑永田武正さんのをお借りしました。〕


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