シロツメクサ 〔白詰草〕 おらんだうまごやし    まめ科
2009年5月12日


 ヨーロッパ原産の多年草で、飼料、肥料植物として渡来したもので今では日本全国の道端や荒地、畑の周りに普通に生えています。属名のトリフォリュムは「3葉」の意味で、たまに4葉のものを見つけると「4つ葉のクローバー」と言って幸せをもたらすと言う。

 この草が「シロツメクサ」と呼ばれるのは弘化3年、オランダ国王から徳川将軍家の贈られたガラス器の詰め物にこの干草が詰めてあったことによるそうです。  

 花は茎の上に一塊になって付いていますが、よく視ると小さな花の塊で、外側の花が受粉すると下に垂れ下がり、次の花が受粉し易くなります、自然の生理はよく出来ているものですね。

  まめ科の仲間は随分多くて約650属18,000種に及ぶそうです。勿論「草本」もあれば「木本」もあります、前に紹介した「フジ」も(まめ)のなかまです。

  
蜜蜂の 家のならべる うまごやし(苜蓿)  富安 風生
  (苜蓿モクシュとはうまごやしの別名) 


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