ツクシ (土筆)すぎな      とくさ科
2011年3月15日
   ツクシはスギナの胞子茎だと言ったら驚かれた方が見えました。ツクシとスギナはべつの植物だと思って居られたようです。スギナには地下茎と地上茎2型があります。

 地下茎は土の中で長く横に這いところどころに大豆くらいの玉がついています。玉を割ってみると白い粉が詰まっています。デンプンですここに栄養を蓄えているのですね。
 地上茎は2型で1はスギナで栄養茎といい、もう一つの型がツクシで胞子茎と呼ばれます。スギナはシダの仲間ですから花は咲きません

 胞子茎は淡褐色で茎の途中に葉が退化した黒いハカマが茎を取り巻いて何段か着いていてその先に長楕円形の胞子穂がついています。
 胞子穂は表面が六角形の胞子葉の塊で割ってみると,淡緑色の胞子が詰まっています。

 春の摘み草の中でまだ雪が舞うような寒さの中で顔を出すのがツクシです。ツクシの料理は色々ありますがおひたし、酢の物、てんぷら、つくしご飯、つくだに、など、但しハカマを取るのが面倒なとおもって居たら,燃え火にさっとかざすとハカマが焼けると山菜料理の本に書いてありました、まだ試したことはありません。



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