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内部ホタル秋の報告会

内部ほたるの里を育てる会は10月15日(水)内部市民センターにて「内部ホタル秋の報告会」を行ない、一年間の活動のまとめと今後のホタルを守り・育てる対策について報告しました。



























平成 26年の特徴的なことは!
① 波木、北小松、南小松、采女中部・采女が丘の5地区に「ほたるの会」が作られ、その5つの地区が
   ・ホタルのエサとなるカワニナの生息調査
   ・6月にはゲンジ・ヘイケボタルの飛翔調査
   ・7月にホタルの幼虫が棲んでいる水質調査
を実施しました。
②ホタルを広める活動としては、各地区の子供会と相談をして、6月初めに「ホタル観察会」を催しました。また地区市民センターに水槽を設置し、内部小学校3年生が市民センターを見学した時にホタル・カワニナを鑑賞してもらいました。

③今年のホタルの発生状況は、ゲンジボタルは昨年より多く発生しており、采女中部では異常発生して一日103匹のホタルの乱舞を見ることができました。 ヘイケボタルは、これまで未調査でしたが今年は挑戦して観察したところ、各地区とも生息していることが分かりました。北小松ではモデル事業により、水田と畑を1年ごとに使用する計画農法を行っており、そのため農水路にカワニナはいても畑にはタニシはいません。よってタニシを主食とするヘイケボタルはいないのです。

今後の各地区のホタル対策は!
①波木地区は、わかたけの入口の川にはカワニナがいないが、何故かホタルだけは集まってくる。何故なのか詳しく調べたい。
②北小松地区は、北側の田んぼの水路にホタルが発生しているが、水路にはホタルが休息したり、交尾したり、産卵する場所に乏しく、少し手助けすることでホタルを増やすことができるのではないか。
③南小松地区では、25年度ホタルが飛んでいる実績があるが、26年度はいなくなった場所が1ケ所発生する。何故なのかカワニナの生息調査と水質調査を行い、原因を把握して復活に挑戦。
④釆女中部地区は、田んぼにヘイケボタルが2ケ所いるのが確認されているが、未調査のところが多く、再調査。
⑤釆女が丘地区は、ゲンジ・ヘイケボタルの飼育に取り組み、内部地区のホタルの生態を少しでも明らかにしてゆく。

 以上、内部ほたるの里を育てる会は25年度に設立し、26年度にはホタルの基礎調査に取り組み、来年度から本格的に各地区における「ホタルを守り・育ててゆく」取組みを行ってゆきます。 住民の皆さんのご理解とご協力のほど宜しくお願いします。

 報告書の詳細(B4版31ページ)こちらから、またトップページのバナーからもご覧になれます。

(2014年11月1日 内部ほたるの里を育てる会より情報提供がありました)

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